ちょっと前にAKBの曲
「つばさはいらない」がある。
30年前に流行ったのは、赤い鳥の「翼をください」
ターゲットを狙いに狙った秋元氏の
あざといマーケティングだと思う。
昔の赤い鳥版は、翼があったらあそこに行けるし、
あんな事もできる、タイトルからは、
歌詞のストーリー以上にそんなイメージが広がる。
同じく、AKB版は、翼など無くても歩いて行ける、
感謝しよう、充分に幸せじゃないか。
という「今」らしいメッセージが伝わる。
夢がある時、目標を作った時、計画を立てた時、
その先にある今より大きな自分をイメージすると、
ワクワクする。
「つばさをください」だ。
夢が破れた時、失った時、病気やケガや動けない時は、
今あるもの、恵まれた物、ありがたいもの、
頑張って作った実力、など、
「今あるもの」に感謝すると満たされる。
こちらは「つばさはいらない」だ。
きっと、今の世の中は、
そんな時なんだろうね。
そして少しの時間と共に、
また挑戦できる自分になる。
繰り返し繰り返し、
こうしてモードが変わりながらやって来たなーと気づいた。
僕は、ずっと空に憧れ続けた。
空は、とても自由に見えた。
子供の頃の僕にとって、
自由に一番近いものは、
ビュンビュン走るオートバイで、結局、
今も乗り続ける一生の趣味になった。
僕は、空に関して、この曲が好きだな。
「あーあ、人は昔々、鳥だったのかもしれないね、
こんなにもこんなにも空が恋しい」
今も、何を買うにも
ハワイの空のようなブルーの商品を選んでしまう。
まさ